トリートメントって本当に必要?美容師が教える正しい使い方と考え方

ヘアケア

トリートメントをしているのに、「パサつく」「まとまりが良くならない」そんなふうに感じたことはありませんか?

サロンワークをしていると、トリートメントを使っていても、やり方を間違えている方がとても多いと感じます。その結果、「トリートメントって本当に必要?」と疑問に思ってしまうんですね。

先にお伝えすると、トリートメントで髪が元通りに治ることはありません。でも、使い方を理解して正しく行えば、手触りやまとまり、扱いやすさは確実に変わります。

この記事では、現役美容師の視点から

  • トリートメントの本当の役割
  • 効果を感じにくい原因
  • 今日からできる正しい使い方

を美容師視点で分かりやすく解説していきます。

トリートメントは「治すもの」ではない

トリートメントというと、「傷んだ髪を修復するもの」というイメージを持たれがちです。

ですが実際は、トリートメントで髪が完全に治ることはありません。髪の毛は自己修復できない構造をしているため一度受けたダメージは元に戻らないからです。

「じゃあ、トリートメントって意味ないの?」そう思われるかもしれませんが、答えはNOです。トリートメントの役割は、髪の表面を整え、ダメージの進行を抑え、扱いやすくすること

手触りが良くなったり、まとまりやすく感じたりするのは、髪の状態が一時的に整えられているためです。

つまりトリートメントは、「治すケア」ではなく髪のコンディションを整えるためのケア。この前提を知っておくことが、正しい使い方への第一歩になります。

美容師が教えるトリートメントの正しいやり方

トリートメントの効果を左右するのは、実は「どの商品を使うか」も大事ですが、正しいやり方をしているかが鍵になります。

ここからは、サロンワークでも実際にお伝えしている基本だけど一番大事なポイントを順番に解説します。

トリートメントをつける前にやること

シャンプー後、すぐにトリートメントをつけていませんか?実はその前に、軽く水気を切ることが大切です。

髪が水でびしょびしょの状態だとトリートメントが薄まり、うまく定着しません。

  • 手で軽く絞る
  • タオルでポンポンと水気を取る

このひと手間だけで、トリートメントの聴き方はかなり変わります。

正しい量とつける場所

トリートメントは中間〜毛先だけにつけるのが基本です。根本や頭皮につけてしまうと、

  • ベタつき
  • ボリュームダウン
  • 頭皮トラブルの原因

につながります。

量の目安は、

  • ショート : 10円玉1枚分
  • ミディアム : 10円玉2枚分
  • ロング : 10円玉3枚分

あくまで目安なので足りないと感じたら少しずつ足すのがポイントです。最初からつけすぎないようにしましょう。

放置時間は「長ければいい」わけじゃない

「長く置いたほうが効きそう」そう思われがちですが、これは間違いです。

多くのトリートメントは、数分で髪に必要な成分が行き渡るように設計されています。必要以上においても、効果が大きく伸びることはありません。

基本はパッケージに書いてある時間を守る。迷ったら1〜3分で十分です。

流し方で仕上がりは大きく変わる

トリートメント後の「流しすぎ」「流し足りない」も、仕上がりを大きく左右する大きなポイントです。

目安は、ぬめりが少し残るくらい

ヌルヌルを完全に落とそうとすると、必要なコーティングまで流れてしまいます。逆に流さなさすぎると、重さやベタつきの原因に。

「触ってなめらか」これを基準にしてください。

これだけは覚えておいてほしいこと

トリートメントは、1回で劇的に変わるものではありません

でも、正しいやり方を続けることで

  • 手触り
  • まとまり
  • 扱いやすさ

は確実に変わってきます。

やり方さえあっていれば、市販のトリートメントでも髪はちゃんと答えてくれます。

「ちゃんとやっているのに効かない…」よくあるNG習慣

トリートメントを使っているのに「正直あんまり変わらない」そう感じたことがある人、実はかなり多いです。

その原因は、トリートメントそのものではなく、”使い方のちょっとしたズレ”かもしれません。

まず多いのが、根本からたっぷりつけてしまうこと。トリートメントは髪の中間〜毛先を整えるためのものなので、根本につけても効果は出にくく、ベタつきの原因になります。

次に多いのが、量のつけすぎ。多くつければ効くわけではなく、髪が吸収できる量はある程度決まっています。つけすぎると、逆に重たく感じたり、流し残しの原因になることも。

すぐに流してしまうのも、よくあるNGです。時間を置きすぎる必要はありませんが、なじませる前に流してしまうと、本来の効果は出ません。

そして意外と多いのが、毎回トリートメントをコロコロ変えること。髪の状態を見ながら続けて使うほうが、変化は感じやすくなります。

「効かない」と感じたら、まずはやり方を見直すこと。それだけで、トリートメントの在り方は大きく変わります。

洗い流さないトリートメントの正しい使い方

洗い流さないトリートメントは、髪を補修するというより、ダメージから守るためのケアです。特にドライヤーや摩擦から髪を守る役割が大きく、正しく使うことで仕上がりがかなり変わります。

基本の使うタイミングは、タオルドライ後、髪が少し湿っている状態。この状態でつけることで、ムラなく馴染みやすくなります。

量は「少なめ」からが鉄則。手のひらでしっかり伸ばしてから、毛先→中間の順でなじませていきます。根元にはつけないのが基本です。

オイルタイプとミルクタイプで迷う方も多いですが、ざっくり言うと、

  • 硬毛・広がりやすい人 → オイル
  • 細毛・ペタッとしやすい人 → ミルク

どちらを選んでも、つけすぎないことが一番大事です。

洗い流さないトリートメントは、つけた瞬間よりも、乾かしたあとに差が出るケア。「守るケア」として、毎日の習慣にしてみてください。

トリートメントの効果を高めたい人へ(超重要)

正しいトリートメントのやり方を身につけても、「もっと効果を感じたい」「根本から髪を整えたい」なら、土台の工程を見直すことも大切です。

美容師の現場でも、まず最初に見直すのはシャンプーのやり方。シャンプーが正しくできていないと、どれだけトリートメントを丁寧につけても、効果が出にくくなってしまうことがあります

こちらの「正しいシャンプーのやり方完全ガイド|美容師が毎日実践している基本と注意点」では、シャンプー前の準備から洗い方・流し方までをステップごとに分かりやすく解説しています。トリートメントの効果を最大限に引き出したい人は、まずシャンプーから見直してみましょう。

また、シャンプー・トリートメント・ドライヤーまで含めたヘアケア全体の流れや考え方を知っておくと、毎日の髪の仕上がりがさらに安定します。

こちらの「正しいヘアケア完全ガイド|美容師が教えるシャンプー・トリートメント・ドライヤーの基本」もぜひ合わせて参考にしてください。

まとめ

トリートメントは、使えばすぐ髪が治る「魔法」ではありません。ですが、正しいやり方を知っているかどうかで、髪の手触りや扱いやすさは確実に変わります。

高いトリートメントを選ぶ前に、まず見直してほしいのは使い方と順番。毎日のシャンプー・トリートメント・ドライヤーまでを、ひとつの流れとして整えることが、きれいな髪への一番の近道です。

今日からできることを、ひとつずつ取り入れてみてください。

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